プロがこっそり教えるカーケアの方法

コーティング施工やコーティング剤・ケミカル開発に携わった知識と経験から、的確なカーケア方法をお教えします。

2013-01-01から1年間の記事一覧

「エバーグレイス」2013年度の業務は本日を待ちまして仕事納めとさせて頂きます。

洗車用品とボディガラスコーティングの専門ショップ「エバーグレイス」、2013年度の業務も本日を待ちまして仕事納めとさせて頂きます。今年も1年間ご愛顧頂き、誠にありがとうございました。尚、12月31日~1月3日の間に頂いたご注文分の出荷業務は新年…

2013~2014 年末年始期間中の出荷スケジュールについて

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 当店の2014年 年末年始期間中の業務・出荷スケジュールに関してご案内申し上げます。 年末年始期間中の、受注・出荷日程は下記の通りとなっております。 お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、…

新コンテンツ! 「プロが教える洗車の方法」 を開設!

車を洗車しないと走行出来なくなったり故障したりするのでしょうか? いいえ、そんなことはありませんし、どんなに汚れた車でもWAXが掛かっていなくても車検はちゃんと通ります。 ただ、様々な汚れをボディに付けっぱなしでそのまま放置すると汚れが汚れを呼…

ウインドガラス用コーティング剤の選び方

ウインドガラス用コーティング剤は、大別すると2つの系統に分かれます。 一つ目はシリコン系のウインドウガラス用撥水コーティング剤、二つ目はフッ素系 のウインドウガラス用コーティング剤です。 シリコン系コーティング剤の特徴は、初期撥水力が非常に強…

樹脂パーツ・ホイール用コーティング剤の選び方

従来からあるモールに光沢を出す液剤と言えば、レザーワックスのようなシリコンオイルを塗って光沢を出す手法が一般的でした。 この方法だと大変塗り易く、塗った当初は艶やかで濡れたような状態になりますが、液体である油をそのまま塗っている状態になりま…

鳥糞・虫死骸分解除去剤の選び方!

こびり付いてしまうと普通の洗車をしただけではなかなか取れないものです。 これらを無理やり除去しようとしたり、スポンジやクロスで擦って除去しようとしたりすると、ボディ面を傷付けてしまう恐れがありおすすめ出来ません。 そこで、固く固着してしまっ…

ウインドウガラス用油膜除去剤の選び方!

フロントガラスに油膜が付着してしまうと、雨天時の夜間走行に対向車のヘッドライトが乱反射して視界を妨げてしまうため非常に危険です。 ガラスの撥水コーティングを掛ける際にも、塗布してる最中に弾いてしまってうまく塗布出来ません。 また、油膜をしっ…

トラップネンドの選び方

ネンドは、頑固な鉄粉除去に対して効果を発揮します。 少量の鉄粉ならば、鉄粉除去剤で対応できますが、多量に付着している場合は、ネンドの方が効果が高 く作業効率も良いかと思います。 また、ネンドは鉄粉の除去のみならず、虫の死骸の固着した物を落とし…

ピッチ・タール分解除去剤の選び方

ピッチ・タールの正体は、平たく言うとアスファルトを跳ね上げてボディ面の下回りに付着した油分や欠片です。 一度付着すると、通常の洗車でも洗い流せません。 その上、あまり長期間付着させたまま放っておくと、稀に黒いシミを作ってしまう時がありますの…

ウォータースポット(イオンデポジット)除去剤各種の選び方

ウォータースポット除去剤を選ぶ際には、まず、除去する目的のウォータースポットに合った液剤を選ぶ必要があります。 そもそもウォータースポットとは総称なのですが、俗に言うウォータースポットの一般的にある認識と、実際にボディ上で起こっている現実が…

スポンジの選び方!

クロス類もそうですが、スポンジ類もどんな作業を行うにしてもボディに直接触れる道具です。 洗剤を泡立ててスポンジで洗車を行うというのは当然ながら、 ポリッシングリキッドでボディを磨いたり、ガラスの油膜を取ったり、コーティングの塗布に至るまで、…

鉄粉除去剤の選び方

鉄粉は、空気中の鉄の粉が直接ボディ面にプスッと刺さるものではなく、ボディ表面に乗った鉄の粉が酸化(錆びて)して固着したものです。空気中の鉄粉の要 因として、ブレーキダストや鉄道のレールの粉、工場のばい煙等の様々な原因で付着し、一度付着してし…

カーケアに使用するクロスの選び方!!

たかが布、されど布なのです。 水洗い洗車、水を拭く、ポリッシングリキッドでの磨き、乾拭き、車のアフターケアに欠かせないアイテムの一つとしてクロスが上げられます。 当たり前ですが、前記の作業を行う際に必ずボディに直接触れるクロスは、クロスの良…

洗車に使用する 洗剤の選び方!

洗剤は用途別に分かれて色んな種類の商品が存在します。 通常の洗車のみ行うような洗剤から、水垢取りまで行う洗剤、内装のクリーニングを行う洗剤、また、ジャンルは違いますが鉄粉を溶かすような洗剤まで非常に 多種多様ですので、行う作業に応じた洗剤を…

ポリッシングリキッドとは? ポリッシングリキッドの選び方

車をちょっと擦ってしまった…、ボディに物を当ててしまった…、等の失敗はよくありますよね。また、濃い色の車が太陽に照らされてギラギラと…。そんな時に特に力を発揮するのがポリッシングリキッド類です。擦ったようなキズを消す、汚れを落とす、といった具…

実際のケアには複合的な要因の見極めが大切です

実際には黄砂の飛来とともに、同時期に発生する花粉や今年大きな環境問題として取り上げられているPM2.5など、複数の物質が同時に飛散して塗装面には付着しています。 そのため、単純に黄砂に対しての対応のみで塗装面への影響を除去することは難しい場合も…

黄砂に対する防御の最大の基本は、黄砂の堆積後、出来るだけ早く洗車をすること!

最も基本的で重要なことは、付着後できるだけ早く洗車をして除去してあげることですが、その洗車に対しても、黄砂は砂ですので洗車方法にも十分に注意し、大量の水としっかりとシャンプーを泡立ててソフトに作業を行わないと傷の原因となってしまいます。 黄…

黄砂の塗装面への影響…

黄砂は、カルシウム分を多量に含むため、多くの場合その残留成分でイオンデポジットが発生してしまいます。黄砂に多く含まれるミネラル分は、イオンデポジットの原因となるカルシウムイオンやマグネシウムイオンが主体であるため、黄砂が塗装面に付着した状…

カーケア用品のエバーグレイス ・ 2013 夏期休業期間中の出荷スケジュールについて

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 当店の2013年夏期休業期間中の業務・出荷スケジュールに関してご案内申し上げます。 夏期休業期間中の、受注・出荷日程は下記の通りとなっております。 お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何…

黄砂の組成は一定ではなく発生源や飛散ルートによって異なる!

黄砂は飛散していく過程で大気中の様々な粒子を吸着し、化学反応を起こしており大変複雑な組成となっています。そのため、発生源によってその組成が異なることはもちろん、飛散するルートによっても組成が異なってきます。 例えば、黄砂の粒子を触媒として、…

黄砂の被害から愛車のボディを守る!

毎年春先になると様々な問題として取り上げられる「黄砂」ですが、今年は特に話題のPM2.5と共により特に注目されました。 お車に与える影響も年々変わってきており、そのまま放置しておくとかなりの被害を被る恐れもあります。黄砂が降り積もった黒い車のボ…

ガラスコーティング被膜を利用して、ハイブリットコーティング化?!

ガラスコーティング上にもイオンデポジットが付着してしまうならば、塗装面と同じように犠牲被膜をガラスコーティング表面上に施工してあげれば良い事になります。 硬化型のガラスコーティング被膜は塗装と同じように硬化しているわけですから、そのガラスコ…

ガラスコーティング施工済みなのに付着してしまうウォータースポット・イオンデポジット?

ガラスコーティングは汚れ防止性能が高いはずなのにどうしてウォータースポット・イオンデポジットが付くのだろう?と、お悩みの方もいらっしゃるかと思います。 ガラスコーティングも色々ありますが、コーティング業者がガラスコーティングとして取り扱って…

犠牲被膜を活用してウォータースポット・イオンデポジットから守るイメージ!

塗装面上に犠牲被膜(油脂コーティング剤の被膜)を掛ける事でイオンデポジットが喰らい付かずに、次に洗車を行った際もしくは犠牲被膜を掛け替えした際に取れてくれる事になります。 ただし、犠牲被膜として利用できるコーティング剤は、「硬化しない事」「…

ウォータースポット(イオンデポジット)から守るために犠牲被膜を活用する!!

いきなり「犠牲被膜」と言っても専門用語なので分かりにくいかと思います。犠牲被膜とは付着物をわざとに付けるトップコートの層の事を指します。 付着物は、塗装面にガッチリ付着させてしまうとなかなか除去出来ない傾向にあります。 そこで、塗装の上に付…

イオンデポジットの付着する危険性について ②

水に含まれるイオン成分について 水の成分によって、イオンデポジットの付着度合いが違います。意外にも自然の雨よりも水道水の方が、含有成分が多く、付着しやすく強固にこびり付きやすいのが特徴です。夏場の炎天下等で、水道水を乾かしてしまうと一発でア…

イオンデポジットの付着する危険性について

ボディ面の表面温度について 淡色車より濃色の車の方が、ボディ面の表面温度が高くなります。表面温度が高いという事は、それだけ乾くのが早くなる傾向とも言え、白い車のボディよりも黒い車のボディの方が、イオンデポジットの焼き付く危険性が格段に上がり…

考えられるウォータースポット(イオンデポジット)に対する対策

ボディ面に付いた水を乾く前に拭き上げる、水を乾かさない・急激に乾かさない 基本的にボディに付いた水を乾く前に拭き上げれば、イオンデポジットの付着は防げます。降雨の場合でも同じことが言え、雨が降った後に乾いてしまう前に拭き上げてしまえば問題あ…

愛車をウォータースポットから守る基本的な考え方!

まずイオンデポジットの付着を防ぐ! 何も付着されていないボディ面に一番先に付くのが、イオンデポジットと呼ばれる水が乾いた後に残してしまう残留物の染みです。 そのイオンデポジットが進行してしまうと、熱や酸で塗装面が局所的に侵され、やがてクレー…

水垢のみの事を考えると…

大まかなWAXやコーティング剤の系統として前回ご紹介したように分かれます。 撥水力や光沢性能など総合的に考えると、液剤によって様々な効果が得られますが、ここでは水垢に焦点を絞って考えてみます。 水垢の主な原因と考えられる油膜のほとんどがWA…