プロがこっそり教えるカーケアの方法

コーティング施工やコーティング剤・ケミカル開発に携わった知識と経験から、的確なカーケア方法をお教えします。

樹脂パーツ・ホイール用コーティング剤の選び方

樹脂パーツ・ホイール用コーティング剤各種

従来からあるモールに光沢を出す液剤と言えば、レザーワックスのようなシリコンオイルを塗って光沢を出す手法が一般的でした。
この方法だと大変塗り易く、塗った当初は艶やかで濡れたような状態になりますが、液体である油をそのまま塗っている状態になりますのですぐに落ちてしまい ます。 そこで今現在主流になってきているのが、硬化型のモールコーティング剤です。 硬化型のモールコーティング剤の特徴として、コーティング剤をモールに塗布した際に濡れたような状態になり、更にその状態を維持したまま個体へと硬化しま す。
塗布した表面で完全硬化しますので、自然に取れてしまうことはなく長期間その状態をキープすることが出来ます。
液剤を選ぶポイントとして、まずその素材にあります。 塗布した状態で硬化すると言うことは、すぐに劣化する物質で構成されているのでは話しになりません。
塗装面と違い、一度塗布すると研磨除去することが困難になるため、劣化の起こりやすい樹脂系や油脂系の液剤やではなく、長期間変色や変質の起こらないガラ ス系の被膜でコーティングする必要があります。 素材としてはガラス被膜を作れる専用コーティング剤であればまず問題ないのではないでしょうか。
もう一つのポイントとして、塗るのが簡単であることが重要です。 上記してあります通り、塗布した後液剤を硬化させてしまうと除去するのが困難になります。 粘度が高い液剤や、乾燥が早い液剤は、塗っているうちに乾いてきた等の現象が起こったりして、塗布そのものの難易度が上がってしまう可能性があるため、失 敗の恐れがあり、お勧めできません。 粘度が低い、適度な乾燥時間を持った塗るのが簡単な液剤を使用するのがベストと言えます。 また、ガラス被膜のこういったタイプのコーティング剤は、ホイールにもしっかり定着し、抜群の光沢と防汚性能を発揮します。

参考サイト:樹脂パーツ・ホイール用コーティング剤各種 | エバーグレイス
http://www.evergrace-jp.com/egcjyu.html