プロがこっそり教えるカーケアの方法

コーティング施工やコーティング剤・ケミカル開発に携わった知識と経験から、的確なカーケア方法をお教えします。

黄砂の組成は一定ではなく発生源や飛散ルートによって異なる!

黄砂は飛散していく過程で大気中の様々な粒子を吸着し、化学反応を起こしており大変複雑な組成となっています。そのため、発生源によってその組成が異なることはもちろん、飛散するルートによっても組成が異なってきます。
例えば、黄砂の粒子を触媒として、大気中の硫酸アンモニウムが湿気によって黄砂に吸着し、黄砂に含まれるカルシウムがアンモニアと化学反応し、硫酸カルシウム(石膏)に変化することがわかっています。
また、黄砂の発生源とされる地域を区分してそれぞれの黄砂に含まれる成分を分析したところ、1つの地域では、ケイ素が最も多く含まれており、別の地域のサ ンプルでは、二酸化ケイ素が多い等それぞれに異なった特徴を持っています。
そのため、一概に「黄砂=こういうもの」という定義が出来ないため、黄砂による影響を受けた際の対応策や事前の対策も難しい物となっています。

参考サイト:黄砂の被害から愛車のボディを守る
http://www.evergrace-jp.com/p_kousa.html