プロがこっそり教えるカーケアの方法

コーティング施工やコーティング剤・ケミカル開発に携わった知識と経験から、的確なカーケア方法をお教えします。

ホイールクリーニング参考作業(ブレーキダスト固着重度の場合)

今回は、ホイールクリーニングシリーズの第二弾として、「ホイールクリーニング参考作業(ブレーキダスト固着重度の場合)」を解説します。
第一弾の軽度の場合と比べややこびり付きが強い今回は、主にスーパーウォッシュ(アルカリ性の万能洗剤)を使用して除去作業を行っています。

① ブレーキダストの確認
まず、ブレーキダスト量・こびり付き具合を確認します。

 

② スーパーウォッシュを噴霧
ブレーキダストが付着している部分にスーパーウォッシュを直接噴霧し、1分程度置き、液剤を馴染ませます。

 

③ スポンジでの除去完了
スポンジでの除去は完了しましたが、まだまだ残っているようです。

 

④ 水洗い
一度水で流して再確認します。
写真のホイールでは、中心辺りにサビのような焼き付きがかなり見られます。
ホイール表面のザラザラ部分の間にこびり付いているようなので、ブラッシングにての除去をします。
※ブラシを使用する場合は、素材や塗装等と相談して、キズの事を考慮してご使用ください。
また、ブラシを使用する前にポリッシングリキッドで磨いて落とせる場合もありますので、試すのも一つの手です。

 

⑤ スーパーウォッシュを再噴霧
もう一度スーパーウォッシュを再噴霧し、1分程度置きます。

 

⑥ ブラッシング開始
キズの事を考慮し、極力柔らかいブラシを使用してこびり付きを除去して行きます。

 

⑦ 完了
まだ、薄らとは残っていますが、④の状態と比べてもかなり取れています。
ここまでやってもこびり付がまだひどい場合もあります。
※こびり付きがひどい場合はホイールクリーニング(欧州車・外車のホイール)と同じ作業を行っていただくことで除去出来ます。

 

⑧ ポリッシング
マイスターグロスやオールマイティを使用して除去出来るのもがあれば、ホイール表面を傷めずに除去出来ます。
また、ホイールを各リムーバー系の液剤を使用して除去した後は、ポリッシングリキッドで表面の塗膜を調整してあげれば、より良い状態にすることが出来ます。

参考サイト:ブレーキダスト(ホイールの汚れ)のメカニズムと取り方http://www.evergrace-jp.com/d12.html