プロがこっそり教えるカーケアの方法

コーティング施工やコーティング剤・ケミカル開発に携わった知識と経験から、的確なカーケア方法をお教えします。

チョーキングを起こした塗装面を修復するには!

チョーキングの症状が出ましたら、修復方法は2つ、「研磨する」もしくは「塗装を塗り替える」となります。
塗装を塗り替えるのが一番確実で再発しない方法ではあるのですが、チョーキングを起こした塗装上に、再度新しく塗装をしてもすぐに剥がれてしまいます。 ですので、再塗装をする際には旧塗装をすべて剥離する必要があり、費用がかなりかさんでしまいます。
ただ、研磨での修復となると、費用もあまりかからなく作業も早いのですが、時間の経過と共に徐々に戻ってくる場合もあり、絶対に再発しないとは言い切れません。
 
もう一つの方法、「研磨する」方法ですが、ポリッシングリキッドを使用した研磨、いわゆる「コンパウンド」での研磨方法となります。
基本的にコンパウンドで研磨を行うと、艶は戻ってくるものなのですが、塗装のボケが酷い場合や、チョーキングが酷い場合では戻り切らない場合もあります。 ただ、簡単な工程で費用もかからず出来るポリッシングリキッドで研磨する方法は、再塗装と比べると魅力かと思います。
ポリッシングリキッドとは、いわゆるコンパウンド(研磨剤)です。 コンパウンド(研磨剤)というとその名前からか、一般の方には塗装を削る=怖い、とい う認識の方が強いのではないでしょうか。 これはある意味正しく、使う研磨剤に含まれる粒子にもよりますが、ある程度粒子の強い研磨剤を手磨きで濃色車等 に何も考えずに使用した場合、大抵は悲惨な状態(白く曇ってしまったり、艶がなくなったり)になります。

こういった事から、コンパウンド(研磨剤)=プロの使う道具とされてきました。
ただ、目の細かい質の良い研磨剤は、無茶(砂が付いたようなタオルでボディを擦り上げる様な事)をしない限りはまずそんな事にはなりませんし、粒子でボディを傷つける事はまずありません。
ポリッシングリキッドを作業の現場で使っていて、「何にでも使えるこれが、どうしてこれがあまり一般に出回っていないんだろうか!?」と思う事もあります が、市場には非常に多くの種類のコンパウンドが出回っている上に、目の粗さも様々という事もあり、プロでやっている我々でも非常に選びづらく、長く使って みないとシックリくる物がなかなか見つからないのが現状です。
そんな星の数ほどあるポリッシングリキッドの中からの選りすぐりの、とても使いやすいアイテムをご紹介いたします。
一度使ってみると、その使い勝手にビックリするかもしれません。

マイスターグロス100ml
エバーグレイス マイスターグロス【マイクロ粒子塗面艶出剤】
いかなる場面においても絶大な威力を発揮するスーパーケミカル。
機械を使用した研磨作業、手磨き、問わず抜群の艶出し、キズ消しを行うことが出来ます。
その秘密は研磨粒子にあり、品質の高い高硬度特殊アルミナを使用 し、適度な研磨力をもちながらも鏡面まで仕上げる事が可能で、仕上がり後の光沢はまさに絶品です。
それから、頑固にこびりついた水垢や汚れ、付着物も簡単に除去でき、艶の出にくい白色の塗装もピカピカになります。

それからもう一種類

オールマイティ100ml

エバーグレイス オールマイティ【超微粒子コンパウンド】
「マイスターグロス」の持つキズ消し効果を、さらに強力にした「オールマイティ」。
こちらも品質の高い高硬度特殊アルミナを使用 しており、艶出しの効果は「マイスターグロス」に比べると若干劣りますが、ちょっと深めのキズはこちらの方が早く消すことができます。
「オールマイティ」を使用した後、さらに「マイスターグロス」で仕上げをするともう完璧です。

参考URL ポリッシングリキッドの選び方
http://www.evergrace-jp.com/egcbr.html