プロがこっそり教えるカーケアの方法

コーティング施工やコーティング剤・ケミカル開発に携わった知識と経験から、的確なカーケア方法をお教えします。

擦りキズ(表面キズ)のメカニズムと落とし方

塗装上ではこうなっています

写真はドアアウターハンドルの拡大写真ですが、白い車という事もあり爪の痕がよく見えます。
キズが付いた当初から黒いスジになるわけではなく、時間が経過すると汚れや水垢が引っかかり、溜まってしまいこういう見え方になります。
逆に黒い塗装のお車だと、白っぽい線状のキズに見えます。キズが付いた際に、乱暴な言い方をすると傷口がささくれたような状態になり、黒い塗装の場合には白っぽく見えます。
白い塗装の場合は、キズの状態ではそんなに目立ちませんが、汚れてくると写真のように浮き出てきます。
爪が当たりがちなアウターハンドル部分のみならず、車をぐるり見て回ると大抵あちこちに付いているもので、記憶のない何かしらで擦ったようなキズが入っていて頭を抱えることもあるでしょう。
ただ、塗装が完全に削られていない場合(鉄板や下塗りまで出てない)はほとんど目立たなくする事は割と簡単に出来ます。
少なくとも写真のような程度ならば、ほぼ黒いスジは見えなくしてしまえるでしょう。
また、イメージ図にありますように、軽い接触等で相手側の色が付いたり、擦った痕が付く事があると思います。 この場合も塗装が完全に削られてさえなければ、ある程度除去できます。

擦り傷サンプル 擦りキズイメージ

参考サイト「擦りキズ(表面キズ)のメカニズムと落とし方」
http://www.evergrace-jp.com/d2.html#2