プロがこっそり教えるカーケアの方法

コーティング施工やコーティング剤・ケミカル開発に携わった知識と経験から、的確なカーケア方法をお教えします。

原因は粒子状の汚れにあり!

夜、ライトでで照らされたり、太陽が燦々と降り注ぐ下でギラギラ見えるスクラッチ。
スクラッチの原因は主に、洗車の際にスポンジや拭き上げるクロスで粒子状の汚れを引っ張ってしまったり、洗車ブラシや洗車機のブラシ等の塗装より硬い物で 擦ったりして、塗装の表面に付けてしまう細い線状のキズです。 大抵の場合、「あっ、キズが入った」と瞬時に認識することはほとんどなく、気付かぬ間に蓄 積させていくという場合がほとんどで、一度付けてしまうと磨いて消すまで元には戻りません。 また、塗装表面は想像以上に弾力があり柔らかいものです。  上記の場合以外にも当然ですが、その塗装よりも硬いもので擦ると表面にキズが付きます。
粒子状の汚れ=硬い小さな小石、何かしらの小さな硬い物、と認識して頂ければ良いかと思います。 洗車を行うスポンジから拭き上げるクロス、またWAXや コーティングを掛ける際のスポンジやクロスに粒子状の汚れが付着しているとスクラッチは入ってしまいます。 また、それだけではなく洗車に使用するバケツ の底にもこれらが溜まっていることさえあります。
スクラッチが付いてしまう原因は実際単純なので、汚れに気を遣えば極力減らすことは可能になります。 また、よくあるパターンとして、ごく普通のタオル等 を水を拭き上げる際に使用したりしているとスクラッチは入ります。 洗車の際には、出来るだけ柔らかい物で、尚且つ吸水性の良いクロスを使用するのが良い と思います。

参考サイト「スクラッチ(洗車キズ)のメカニズムと消し方」
http://www.evergrace-jp.com/d1.html#3

次回はスクラッチ(洗車キズ)の修復方法について考えます。